├固定(合格令02)

変な人になりそこねたけれど〜固定、終了〜

神様、私に「合格令02」をありがとうございます!!!


夢にみた4年ぶり、2度目(野球かよー)の合格通知がきたのは約2週間前の土曜昼のこと。

前記事にも書いたように4年前よりも確固たる手応えはありませんでした。
あのとき7:3くらいで合格を確信していたのに対して、今年は本当に文字通り五分五分。
計算過程を端折って修正テープだらけの最終値、ハムより薄っぺらい理論の羅列。
そしてトドメが相続絡みの事例問題で明らかに一ヶ所、堂々と結論を間違えたこと。
自作の線表の読み取りミスで、私は勿論その線表を信じていたので自信満々に(!)間違えた。
だから根拠と結論こそ結びついていたとは思うけれど、何せ結論がダメなのは致命的。(だろうと国徴のときに言われた)

だから4年前ほどの自信はなかったのです。

今年ダメだったら最悪の年末年始を迎えるであろうことは目に見えていました。ただでさえテンション激低の両家帰省。
あまり興味のない話にも無理矢理相槌を打ち、作り笑顔で過ごすことになるだけでも辛いのに
その上落ちたショックを隠して明るく振る舞わなきゃならないなんてどんな罰ゲーム!
また今年もダメだった、それは最後の粘りが足りなかったせいだ、もう受験は諦めなきゃ。でも財表だけは撤退するわけにいかない、しかしそんなテンションになれない…

年末の大寒波と相まって、これまで以上に辛い辛い辛過ぎる両家帰省だったはず。

直前期、5月までは頑張れたけれど緊急宣言解除後の6月以降は色々あってペースがだだ崩れた。
できればもう辞めてしまいたいイヤイヤパートが再開してしまったこと、
愛するペットの体調不良、2週間前になってもまだ決定していなかった受験会場。
第二波真っ只中で、匿名掲示板では延期やら中止やら怪しい噂が飛び交っていたし、波乱要素てんこ盛りだった。
そして私は匿名掲示板を随時更新かけてチェックしているような、どうしようもない受験生だったのです。
自宅で解いた模試も散々だったし、幾つかの論点で穴はあった。

諦め半分での幕張入り。
そこからは変なお祭り騒ぎのテンションで(→)財表そっちのけで現地では頑張ったものの、ただそれだけで。
まあさすがに一夜漬けとまでは言わないまでも、決して4年前ほど直前期からコンスタントにコツコツ頑張れていたわけじゃない。

そして本試験当日、最終日の1限目は会場入りするも人はまばらで。体感6割ほどの出席率。
前後左右の椅子は思い切り空席だらけだった。
あーこりゃ記念組は撤収かー。ガチ勢のみだな、やっぱ無理かな…

だけど今回合否の分かれ道になったかもしれない住宅用地の判定で、いつもならウダウダ迷うこの私がスパッと決断した。

決してT式の計算式を暗記してたわけじゃない。完全にO式に鞍替えしていたからとうの昔に忘れていましたよ。
一旦は居住用を計算しても必ず逆の非居住用からも念押し検算する、しつこくて慎重な性格をこのときほど感謝したことはない。

グダグタと書いたけれど、やっぱり今年も2016年と同様『持っていた』のだと思う。
勿論それだけじゃない。2017年1月以降の3年半、波はあれどそれなりに努力はしてきました。
ただし努力だけじゃ合格を勝ち取れなかった2018年や、どう足掻いても様々な邪魔が入って努力すら継続できなかった他の2回。
それを思うと、努力と運の両方が揃って掴み取れたと思っています。

私が今回合格報告した人の殆どはこの試験の受験を経験してなくて、あーどうせちっとも理解してくれてないんだろうなって解ってる。
あと何科目合格したらいいの?っていやいや、それ5回以上は説明してるじゃん。まだ言わせるかー?いい加減イヤになってくる(苦笑)
それならいっそ、もっと夫のように正直に興味なさを全面に押し出してくれたらいいのに。なまじ興味あるフリされるからイライラするー
まあでも仕方ないよね、私も昔は1科目の合格がこんなに大変だなんて知らなかったんだから。
大人としての礼儀で、興味ない話題に興味あるフリするのも疲れるよね〜

でもいいの、全ては合格の2文字で帳消しになるのです。

ただ一点、後ろ髪を引かれる思いなのが財表受験がもう後には引けないこと。
来年は最低財表、あわよくば簿財取る!そう決めている。

だけど、受験勉強スタートした当時の私の目標は
『夢は大きく、簿財は要らないから税法3科目のみを獲ること』
だった。

私は、変な人になりたかった。

簿財どちらかは合格済み、更にミニ含めて税法まで合格している人なんて山ほどいるはず。(院免の要件も満たすし)

だけれどもどこかのブログに書いてあった。税法のみ先に合格している人なんて見たことないのだと。
それを読んで、むくむくと反発心が芽生えたのを覚えている。
私は会計科目が大嫌いで、財表基礎マス実力テストでレベルでようやく100点取れるようになった今でもそれは変わっていない。
企業の財務分析にはこれっぽっちも興味なくて、消去法で選ばれる科目であるような会計要素そっちのけの国徴の勉強が一番楽しかった。

自分には、会計科目2科目の合格よりもミニ含めた税法3科目の方がまだ合格しやすいのではと未だに信じているのです。

 

 

でも会計科目は税法の登竜門、ややもすれば会計合格が税法の受験資格だという考えは残念ながら一般的で。
先程のブログにもそう書かれてあった。会計に受からずして税法に合格なんてできるわけがないのだと。

所得は勿論これまで私が選択したようなミニのようなわけにいかない、会計知識は必要不可欠だし一筋縄ではいかないとわかっている。
だけれどもそれを承知で、皆が皆そうじゃないんだ、会計の適正がまるでない人間でも税法制覇が可能なんだと実証してやりたかった。

そんなつまらない意地で、ここまできました。ごく僅かしかいないであろう、『税法3科目を先に制覇した変な人』になりたかったのです。

だから、普通であれば直前期で切り捨てるのは選択の固定のはずなのに、迷わず財表を切り捨てた。
その結果が、コレ。

 

今年は会計科目は割とボーナスステージだった合格率なのに、我ながら酷いもんだ(爆)
そのくらい固定、というよりも税法の科目合格に固執・執着していた。

例えどれだけ、私の選択した2つが実務にまるで直結しないと言われようと。ミニであろうと何だろうと、とにかく税法をあと一つでも獲りたかった。
だからこそ2科目合格した今、本来なら次は所得にいきたかったのです。

でも財表は一年半既に学習してしまったし、ようやく受験資格を得られるレベルまでなってきた今、ここでやめるわけにいかない。
だから大嫌いだけれど、来年必ず決めてやる!と一番不向きな簿財ダブル受験に手を出すことにしました。

・・・こんな感じで、もはや財表が撤退不可のところまで来てしまったから、というのが来年の受験科目決定の主な理由。

先に税法制覇という、変な人になるのは諦めました。
あともう一つの理由で会計科目をリベンジしてもいいかなと思えたのは、計算正確性重視の固定を合格して自信を持てたということもあります。
私が一番苦手だった、計算スピード勝負に勝てたのだから。だからきっと、会計も克服できるはず。

変な人になる道は絶たれたけれど、真っ向に5科目制覇を目指すことに。

運気はまだまだ上がり調子のはず。来年は、絶対簿財を獲ります!!
おっと、幕張にお礼参り?がてらアウトレットへリベンジも近々するぞー

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